こんにちは、orinekaです。
このブログでの発信の柱の一つである「石けん」。この記事をご覧いただいている方の中にも、石けんのナチュラルさや安全性に惹かれて「使ってみたい!」と考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、人生で初めての石けんライフ、ハードルも高いですよね?
- 失敗したらどうしよう?
- お金無駄にしてしまったらやだな・・・
- どの石けんを買ってくればいいんだろう?
こんな疑問や不安が浮かんでくる方も多いかと思います。
今回の記事では石けん洗濯をこれから始めてみたい方に向けて、「どの石けんを買えば良いか」という疑問にお答えします。もちろん「これだけが正解!」というものはないですが、
- 値段が安い、どこでも手に入りやすい、使うときに失敗しにくい
- 私自身2年以上使用したことがあり、使い勝手がよくわかっている
ことを基準に、石けん洗濯の第一歩を踏み出すのにふさわしい石けんを選びました。失敗しにくい石けん洗濯の記事につながるリンクも記事の後半に載せておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
[結論]
- 最初に使ってほしい石けん→ミヨシ石鹸「そよ風」
- 「粉石けんの中でもお手頃な値段」、「どこでも売っている」、「溶け残りが少なく失敗しにくい」利点がある
- 欠点としては「完全無添加ではない」、「水との相性によっては溶け残りが生じることがある」、「使い方のコツを知らないと溶け残りが出やすい」ことが挙げられる
初心者が一番目に使ってほしい石けん→ミヨシ石鹸「そよ風」
タイトルに書いた通り、初めて石けん洗濯をする際に迷ったら試していただきたいのが「ミヨシ石鹸 そよ風」です!
創業は1921年と100年以上の歴史があるメーカーの商品で、石けんを初めて扱う方にも優しい特徴が備わっています。
そよ風のメリット3選
粉石けんの中で一番お手頃価格
合成洗剤が主流の現在では粉石けんを見かける機会は少ないかもしれませんが、実はさまざまなメーカーが多種多様な粉石けんを販売しています。私が知っているものだけでも
- ミヨシ石鹸「そよ風」
- シャボン玉石けん「シャボン玉スノール」
- シャボン玉石けん「植物性スノール」
- エスケー石鹸「しっとりシリーズ」
- 太陽油脂「純粉せっけんN」
などがあります。
世の中に数多くある洗濯用石けんの中で、1番コスパ抜群なのがミヨシ石鹸の「そよ風」です。
下の表は各石けんの1g当たりの価格を計算したものです。「そよ風」が最も安いのがお分かりいただけるかと思います。
名称 | 販売価格 | 容量 | 1g当たりの価格 |
純粉せっけんN | 974円 | 1kg | 0.974円 |
植物性スノール | 1,711円 | 2.1kg | 0.815円 |
しっとりシリーズ | 3,480円 | 5kg | 0.696円 |
シャボン玉スノール | 1,255円 | 2.1kg | 0.598円 |
そよ風 | 664円 | 2.16kg | 0.307円 |
売っているお店が多い
「そよ風」のメリット2つ目は売っているお店が多いことです。
え? 今まで粉石けんなんて売り場で見たことないけど?
確かに粉石けんは合成洗剤と比べると種類が圧倒的に少なく存在感がありません。あったとしても1,2種類程度。多くの方が今まで見たことがないのも無理ありませんね。
でも、よ~く目をこらしてみると粉石けんが置いてある場合も結構あります。そしてその中でも一番置いてある確率が高いのがこの「そよ風」なんです。
実際、私も近所のお店(スーパー3店舗、ドラッグストア5店舗)を見て回りましたが、8店舗すべてに「そよ風」が置いてありました。ちなみに「そよ風」以外の粉石けんが置いてあったのは1店舗のみ。この結果を見ても「そよ風」の入手のしやすさがお分かりいただけると思います。
溶け残りが少なく失敗しにくい
「そよ風」のメリット3つ目は溶け残りにくいことです。
石けん洗濯の失敗で代表的なものに「溶け残り」があります。
- 石けんの量が多すぎ/少なすぎた
- 水温が低すぎた
などが原因で粉石けんが溶けきれず、白い粉となって洋服についてしまいます。特に黒色の洋服では目立ちやすく、乾いた後ではたいて落としたり、最悪洗い直す手間がかかってしまうことがあるんですね。
その点「そよ風」には溶け残りが出にくいようにする成分が入っており、他の粉石けんと比べて洗濯に失敗する可能性が低いと言えます。
そよ風のデメリット3選
完全無添加ではない
メリットの3つ目に書かせていただいたように、「そよ風」には溶け残り防止のための成分が添加されています。特に体に害を及ぼすような成分ではないようですが、肌が敏感な方の中には添加物に反応してしまうことがあるかもしれません(Amazonの商品レビューの中に化学物質過敏症、アレルギー体質を持つ方の「目がチカチカしたり息苦しくなる」との記述が見られました)。
「とにかく体への安全性を最優先したい!」という方は完全無添加の粉石けんから試されるほうがよいかもしれません。私が使ったことのあるものの中ではシャボン玉石けんの「シャボン玉スノール」という商品が良いと感じましたので下に商品リンクを載せておきます。
水との相性によっては溶け残りが発生することがある
メリットのところで『溶け残りしにくい』って言ってたじゃないか! 嘘つき!
すみません、これには事情があるのです。もう少しお付き合いください・・・
メリットの3つ目で触れたように、「そよ風」には溶け残りが出にくいようにする成分が入っており、しっかり溶けるようになっています。
ところが、私が引っ越し前に住んでいた地域で使った際はけっこう溶け残りが発生してしまいました。その後完全無添加の「シャボン玉スノール」も使ってみましたが、そちらのほうが溶け残りが少なかったくらいです(今住んでいる地域では溶け残りは少ないです)。
これに関しては断言はできないものの、もしかしたら地域の水質等によっては「そよ風」が溶けにくいことがあるのかもしれません。
理論上は「そよ風」は他の粉石けんより溶けやすいけれども、実際そうではなかったことがあったんですね
そのとおりです。そのため、もし洗濯のコツ(デメリット3つ目で触れます)を試しても改善しない場合は別の粉石けんに切り替えていただければと思います。
使い方のコツを知らないと失敗しやすい
デメリット3つ目は「使い方のコツを知らないと失敗しやすい」ことです。
合成洗剤の場合は「服の上から投入してスイッチON」で完了していましたが、石けん洗濯の場合はもう少し手間がかかります。溶け残りがあると服に白い粉がついてしまうため、しっかりと溶かす工夫がいるのですね。
具体的にはどうすればいいの?
石けんの場合は「水(またはお湯)に石けんを混ぜてから洗濯物を入れる」ことを意識しましょう。詳しくは別の記事に失敗しないコツをまとめていますのでそちらをご覧ください。
まとめ 使い方のコツをつかんで正しい洗濯を行おう
ここまでミヨシ石鹸の「そよ風」が石けん洗濯初心者に最適である理由をお話してきました。
- 粉石けんの中で一番お手頃価格
- 売っているお店が多い
- 溶け残りが少なく失敗しにくい
といったメリットがあり、初めて行うときのハードルを大きく下げてくれる商品だと実感しています。
ただ、肌が非常に敏感な方や水質の相性が合わない地域にお住いの方には適さない可能性もあるため、その場合は別の粉石けんを試してみてくださいね。
「そよ風」を使うにせよ他の粉石けんを使うにせよ、石けん洗濯のコツを押さえておかないと思ったように結果がでないことが多いです。ぜひ洗濯のコツの記事も読んでいただき、石けん洗濯の爽快感を味わってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!