洗濯槽クリーナーの使い方[塩素系・酸素系]

石けん
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こんにちは。orinekaです。

今回は洗濯槽クリーナーについて見ていきます。

洗濯槽を掃除したことがない。洗濯槽クリーナーがあるらしいけど、どう使えばいいの?

酸素系と塩素系があるけど、何が違うの?

汚れが大量に出てきそうで不安・・・

こういった疑問・お悩みを取り上げますので、一つ一つ一緒に解決していきましょう。

※汚れの画像は出てきませんので、安心して読み進めてください。

[結論]

  • 使い方の手順はふつうの洗濯とほとんど同じ(違いは、洗いが2回と放置のみ)
  • 塩素系は汚れを「溶かす」、酸素系は汚れを「浮かせる」
  • 初めてor久しぶりに掃除する人は「塩素系→酸素系」の順で行う

洗濯槽クリーナーを使う手順

まず、使い方を見ておきましょう。この手順はどの洗濯槽クリーナーでも基本同じです。後ほど2種類に分類できることを説明しますが、どちらの種類でも使える方法なので、1回覚えてしまえば大丈夫です。

水かお湯を給水

洗濯機の電源を入れ、満水になるまで水かお湯を入れます。残り湯でも大丈夫です。

よく洗濯槽クリーナーの裏側の表示には残り湯について、「入浴剤を使った残り湯は使用できません」と書かれています。残り湯を使うのを否定されたように感じますが、「入浴剤が入ってなければOK」の意味ですので、じゃんじゃん使ってください(節水にもなりますし)。

洗濯槽クリーナーを入れて、普通の洗い

満タンになったら、クリーナーを投入します。全部入れてください。出し惜しみなく。

入れましたら、洗濯を始めます。ただし、ここでは洗いのみ。5分以上回せば、しっかり溶かせます(私は時間があるときに掃除するので、10分くらい回しています)。

3時間以上(できれば半日)放置

洗いが終わったら、排水せずにそのまま放置します。

放置する時間は時間がなければ3~4時間、時間があれば半日をおすすめします。つけ置き洗いと同じで、基本的には長ければ長いほど良いです(ただし、24時間以上は故障の原因になるので避けてください)。

私は夜、洗濯が終わった後にここまでの手順を終わらせて、翌朝まで放置しています。寝ている時間を有効活用できるので、ぜひお試しを。

排水後、普通の洗濯を一回行う

汚れた水を排水します。その後は洗濯→すすぎ→脱水の1サイクルを行って完了です。

ここまでの手順を見てお気づきかもしれませんが、実は普通に洗濯するのとそこまで大差はありません。違うのは、

  • 「洗い」の手順が一個余分に入ってくる
  • 放置した後で電源を入れ直す

ことくらいです。特別な知識が必要なわけではないので、安心して作業に取り掛かってください。

なお、別の記事でおすすめの洗濯槽クリーナー(酸素系)についても書いているので、お時間があればぜひご覧ください。

[合わせて読みたい]

用途別 おすすめの石けん紹介

塩素系と酸素系の違い

ここまでで、洗濯槽の掃除方法はつかめました。ただ、せっかくの石けんブログですので、洗濯槽クリーナーについてもう少し深堀りしていきましょう。

洗濯槽クリーナーには大きく2種類あります。

塩素系

化学の力で汚れを消滅させる(正確には溶かす)タイプです。イメージは「クールな頭脳派」。

超能力で汚れを消してしまう感じです(余計分かりにくくなってたらごめんなさい)。汚れを見たり、素手で触ったりするようなことはせずに済ませられます。

塩素系のデメリットは排水が環境に悪いということと、塩素特有の鼻にツンとくるにおいがすること。

塩素系の洗剤は強力なのですが、それが仇となってしまうのか、流れていった先で微生物を殺してしまいます。微生物が死んでしまうと水が浄化されなくなり、腐敗や悪臭の原因になります。

私の家にはありませんが浄化槽を使っているところでは、槽の中の微生物が弱ってしまうため、塩素系の洗剤は使わないことが推奨されているくらいです。

また、鼻にツンとくるにおいもあります。普段いる部屋(リビングなど)から洗濯機が離れていればいいんですが、アパートやマンション住まいなどで距離が近いと気になるかもしれません。

酸素系

界面活性剤の力で汚れを引きはがします。イメージは「力で押しまくる、ゴリゴリの体育会系」。洗濯槽にこびりついた汚れに割って入り、無理やり引きはがします。

メリットは環境に優しいこと。塩素系と違って微生物を殺すようなことはありません。

例えば、シャボン玉石けんの「洗たく槽クリーナー」の成分は、

  • 界面活性剤(純石けん分)
  • 過炭酸ナトリウム
  • 重曹

の3種類。過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤と同じなので、すべてナチュラルクリーニングで使われる成分でできていることが分かります。

酸素系のデメリットは、汚れが浮いてきてしまうこと。洗濯槽から汚れを浮かすだけで溶かしてはくれないので、汚れが目に見えます。中には黒いワカメのような汚れがたくさん浮いてくることもあるとか。

「うわぁ、こんなに汚れてたんだ。気持ち悪い」と捉えるか、「これだけの汚れが取れたんだ。スッキリした」と捉えるかはその人の価値観次第ですかね。(ちなみに、私は「気持ち悪いと捉える派」です)。

塩素系と酸素系の特徴を表にまとめるとこんな感じです。

 イメージ汚れの取り扱い環境への影響
塩素系クールな頭脳派×
酸素系力ずくの体育会系×

そんなひどい汚れとは対面したくないなぁ・・・

という方もたくさんいらっしゃると思います。

大丈夫です。次からは、極力汚れを見ないで済む掃除法を見ていきます。

初めてor久しぶりの方は合わせ技

洗濯槽を初めて掃除する方や、前回掃除してからしばらく間があいている方は汚れの量がとんでもないんじゃないかと不安になっているかもしれませんね。

そんなときは、

「塩素系と酸素系を両方使う」方法をおすすめします。

要は洗濯槽の掃除を2回行うということなのですが、やる順番が大事です。

使う順番は?

必ず、「塩素系→酸素系」の順番で行ってください。

塩素系のクリーナーは汚れを溶かして見えないようにしてくれるので、先に使うことで目に見える汚れの量を減らせます。その後で、酸素系のクリーナーで残った汚れを掃除すれば、徹底的にきれいにできる訳です。

順番を逆にしてしまうと、酸素系クリーナーの力によって大量の汚れが水面に浮かんでくることになる可能性があるので、気をつけましょう。

まとめ:洗濯槽クリーナーの使い方

洗濯槽クリーナーは毎日使うようなものではないので使い方に不慣れかもしれませんが、案外普通の洗濯と同じような感じで行えます。

また、塩素系と酸素系の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っているので状況に応じて使い分けるようにしてください。できたら、定期的に酸素系クリーナーを使えるとベストです。環境に優しいですからね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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