「石けんに魅力を感じたので生活に取り入れたいのだけれど、どこから手をつけたら良いか分からない」
「いきなり失敗したくないよなぁ」
こんな悩みを取り扱っていきます。
こんにちは。orinekaです。
今回は、石けんを始める前の超初心者の方に向けて書こうと思います。
石けんを知ったばかりのときにありがちな悩みとして「どこから石けんに変えていけば良いのか分からない」というのがあると思います。
手洗い、洗濯、皿洗い、風呂掃除など石けんが使える範囲は広いですが、それぞれ難易度が異なります。ではどこから始めたら失敗をせずに無理なく石けんを取り入れていけるのでしょうか?
用途ごとにランキング形式にしてご紹介します。
[この記事でできること]
- 初めてでも失敗しにくい用途が分かります
- 簡単なものから始めることで、失敗を最小限にして生活に石けんを取り入れることができます
簡単順 石けんの用途ランキング
私は合計10個の用途に石けんを使っているので、その経験をもとにランキングを作ってみました。1位のものから取り組んでいくことで、無理なく石けんを使い続けられるようになりますよ。
1位 手洗い
超初心者が真っ先に石けんを導入したいのは「手洗い」です。
今まで経験してきた中で断トツに簡単です。容器ごと買ってきて置き換えるだけなので。
「石けんって固形なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、液体もあります。今まで使っていたハンドソープと外見はまったく変わりません。
使い方もまったく同じ。ポンプを押して石けんを手に出すだけです。
中でも、個人的におすすめなのは泡で出てくるタイプです。最初から泡立っているので、すぐに手洗いを終わらせることができます。
使い心地もほとんど同じですのでご心配なく。家族がいても文句は出ないと思いますよ。
2位 洗濯槽クリーナー
手洗いの次に簡単なのが洗濯槽の掃除です。基本的には洗濯槽クリーナーを入れてスイッチを押すだけ。難しい手順はありません。
毎回一袋投入するので量を計る必要もありません。「石けんの量が少なすぎて失敗した!」という、石けんの失敗原因あるあるを避けることができます。
唯一難しいところがあるとすれば、洗濯槽クリーナーには「塩素系」と「酸素系」の2種類あるところ。石けん系のクリーナーは酸素系なのですが、初めてだと商品選びに困ると思います。
これに関しては効果がしっかりとある定番の商品があるので、それを使うことをおすすめします。下の記事に詳しい記載があります。
洗濯槽クリーナーについてもっと知っておきたいという方は、洗濯槽クリーナーの使い方[塩素系・酸素系]をご覧ください。使い方から塩素系と酸素系の違いまで理解できると思います。
3位 風呂釜洗浄剤
3位は風呂釜洗浄剤です。
「風呂釜? 聞いたことないよ」という方もいるかもしれませんので説明しますと、風呂釜は風呂のお湯を温める給湯器のことです。お湯張りをしてくれたり、冷めたら追い焚きをしてくれたりする機械のことですね。
風呂釜やお湯が通る配管は追い焚きのときに風呂に張ってあるお湯が通るので、使っているうちに皮脂などの汚れがたまってきます。不潔ですし、感染症やアレルギーの原因になることもあるので、定期的に掃除する必要があります。
そこで使うのが風呂釜洗浄剤。これを浴槽に張ったお湯に溶かして追い焚きをすることで、風呂釜の中を循環し、汚れを取り除いてくれます。
この洗浄剤も石けん成分メインのものが販売されています。個人的にオススメの商品があるので、詳しい使い方とともにぜひご覧ください。この下の記事に載せています。
4位 ハンドクリーム
ハンドクリームは冬だけしか使わないかもしれませんが、難易度的には低い部類に入ります。
私は石けんを使ったハンドクリームは1つしか知らないのですが、すでに2年以上使っています。使う量を計るのは比較的簡単ですし、他のハンドクリームよりもベタつかないので石けん初心者に向いていると思います。
太陽油脂という会社が出している商品で、ハンドクリームのベタつかない使い方[パックスナチュロン]で紹介しています。
5位 歯みがき粉
「えっ、歯みがき粉に石けん?」と思いましたか? 歯みがき粉も口の中の汚れを落とす洗剤なので、石けんが使われているものがあるんです。
初心者向けだと思う理由として、一人につき一つ使うということが挙げられます。石けんのトラブルの一つに「家族から文句が出る」というのがありますが、歯みがき粉は家族とは分けて使っていることが多いと思うので、苦情が出る心配はありません。
ご自分のお口に合いさえすれば長く使っていくことができますよ。
6位 浴室掃除
6位は浴室掃除です。
スプレーのタイプが売っているので、今までと使い方が変わらないのが魅力。
シュッシュッと浴槽や壁、床に吹き付けてスポンジでこするだけなので簡単です。
「石けんだと床が滑る!」といったこともないので、家族から文句が出ることもないと思いますよ。
7位 洗濯
やっとメジャーどころが来ました。洗濯は石けんの使い道としては定番と言える(?)ところですが、初心者にとっては意外と難しいです。
というのも、石けんの量をうまく決められるようになるまで時間がかかるんです。今までの洗剤であれば適当に測ってスイッチオン! で済んでいたと思いますが、石けんだとこうはいきません。
- 洗濯物を入れて水量を決める
- 洗濯物を一旦取り出す
- 石けんを計って入れる
- 洗濯物を再び入れる
- スイッチオン
ざっと挙げるだけでもこれくらいの手順を踏まないといけません。洗濯物を入れた後一回取り出すなんて大変ですよね(慣れてくれば取り出さずに済みます)。
これに加えて石けんの量の調節が必要です。一回でうまくいくことはなかなかなく、何回か試行錯誤を重ねてやっとちょうどいい量が分かってきます。
けっこう中級者向けといえるので、初めての方は1~6位までのやり方で石けんの扱いに慣れてから洗濯に挑むことを勧めます。
8位 ボディーソープ
使い方は簡単なんですが、
- 洗い心地が変わる(洗浄力が強め)
- 家族で共用だと戸惑う人がいるかも
といった理由から低めの順位となりました。
良い意味だとサッパリする、悪い意味だとつっぱるイメージです。汚れはしっかり落とせますが「肌に負担がかかりすぎかも?」と思う方もいるかもしれません。
詳しい概要は石けんを使った体の洗い方に載せているので、合わせてご覧ください。
9位 シャンプー
これは良いという意見と合わないという意見両方を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
私も使っていますが好みが分かれるところだと思います。ボディーソープと同じく洗浄力が強めで、なおかつ一時的に髪が痛むので、リンスなどのケアの方法を学んでからやる必要があります。
まだ石けんのいろはも分からない初心者の方は使用感に戸惑うかもしれませんので、もう少し簡単な用途で使ってみてから取り組むことをオススメします。
10位 皿洗い
おそらく石けんの用途の中で一番難しいと思われるのが皿洗いです。
石けんで食器を洗うデメリット[注意点と改善方法を解説]の記事でも書いたんですが、これに関しては上級者であっても無理してやらなくてもいいかなと思うレベルなので、初心者の方の一発目としてはオススメできません。
皿を割る可能性が高いので、「石けんなんて使ってもロクなことがない!」と悪い印象がつく可能性があります。
もっと簡単に使えて失敗しにくい用途がいっぱいあるので、そちらを試してから挑戦してみてください。
まとめ:1位から試してみましょう
ランキングはいかかだったでしょうか? 興味が出てきたものはありましたか?
石けんは使うのにコツがいるものもあるので、まずは石けんが今までの洗剤とそこまで変わらないことを実感して、慣れてきたら難しいものをやってみるという流れがオススメです。
無理に石けんを使って嫌になってしまっては元も子もないので、あせらずに徐々にステップアップしていってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。