こんにちは。orinekaです。
「洗剤を石けんに変えようと思うんだけど、どれを選んだらいいの?」
「比較するのは面倒だからおすすめの石けんを知りたい」
今回は石けん初心者が最初に突き当たる壁「石けんの選び方が分からない」を突破するために、商品を選ぶ上で着目すべきポイントとおすすめの商品をご紹介します。
[この記事でできること]
- 自分が希望する条件に合った石けんを選べるようになります。
- 石けんが意外な用途にも使われていることを知ることができます。
用途別、おすすめの石けん
どの用途にも言えることですが、「安全性重視」か「機能性重視」かによって選ぶべき商品が異なります。
- 安全性重視→無添加
- 機能性重視→添加物入り
ですので、「自分はどちらを優先するか」を考えてもらえればと思います。
一般的には、
- 子どもがいる方、肌荒れなどのトラブルを経験している方→安全性重視
- 上記の方以外、便利な商品が欲しい方→機能性重視
となるかなと思います。
しかし、
いや、値段のほうが大事だよ。少しでも安いほうを選びたい!
そんな方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここからの商品紹介は、「安全性と機能性の観点」をメインに据えつつ、値段も併記する形で書いていくことにします(値段は2021年1月時点でのものです)。
注)商品によっては1つしか紹介していないものもあります。
手洗い石けん
安全性重視の方
おすすめは、ミヨシ石鹸の「無添加 泡のハンドソープ(350ml)」です。
世の中には「無添加」と言いながら添加物が入っているものもあります。添加物と一口に言っても香料や防腐剤、着色料などたくさんあり、どれか一つでも入っていなければ「無添加」と言っても嘘ではないことになります(「無添加」という言葉には「〇〇が」にあたる主語がないんですよね)。
でもこの商品は石けん成分以外には何も入っていない、正真正銘の無添加です。安全なものを求めている方にとってはこれ以上の商品はないでしょう。
泡の状態で出てくるので簡単に使えますし、洗浄力も強すぎず弱すぎないといったところなので、肌のトラブルも少ないんじゃないかと思います。
価格:330円
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保湿もしたい方
おすすめは、太陽油脂の「パックスお肌しあわせ ハンドソープ(330ml)」です。
保湿成分のトレハロースが含まれていて、無添加のハンドソープ(上に書いた、ミヨシ石鹸のです)よりも使い終わった後にしっとりとした感触があります。香料も入っていて、ラベンダー・ゼラニウム・オレンジが混ざったような香りです。
ただ、以前使ってみた感想としては、しっとりを通り越してヌルヌルに近いかなと。何回か水で洗い流した後も手に残っている感じが過剰に感じられて、ちょっと不満でした(私は結構感覚が敏感なほうなので、普通の方はそんなに気にならない可能性もあります。試してみるのは全然良いと思いますよ)。
価格:485円
ボディーソープ
おすすめはミヨシ石鹸の「無添加せっけん泡のボディーソープ(500ml)」です。
真っ白でシンプルな容器に入っており、押すと泡で出てくるので泡立てる手間を省けます。洗浄力は少し強めな気がしますが、添加物は一切入っていないので、お子さんやアレルギー持ちの方でも安心して使えます(絶対に症状が出ない訳ではないので、気になる方は少量から試すようにしてください)。
価格:552円
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シャンプー
おすすめはミヨシ石鹸の「無添加せっけん泡のボディーソープ(500ml)」です。
あれ?上と同じ?
シャンプーなのにボディーソープがおすすめなの?
と思いましたよね?
実は、私はボディーソープで頭も洗っています。詳しくは「石けんを使った体の洗い方」に書いたんですが、石けん成分のみで構成されているボディーソープであれば、頭もいっしょに洗うことができるんです(これについては代表的な石鹸メーカーの一つであるミヨシ石鹸も公式ホームページで公表しています)。合成洗剤だとこんなことはできないので、面倒くさがりな方は石けんおすすめですよ(笑)。
価格:552円
Q ボディーソープで洗顔、洗髪してもいいですか?
A 洗い流すといった一般的なご使用の範囲であれば、洗顔やシャンプーといった違う用途でも特に問題なくお使いいただける商品です。(以下略)
出典:ミヨシ石鹸Q&A
洗濯石鹸
安全性重視の方
おすすめは、シャボン玉石けんの「シャボン玉スノール(粉石けん) 2.1kg」です。純石けん成分のみの洗剤で、添加物は一切入っていません。洗いあがりもさっぱりとした感じで、気分がいいです。
注意点としては、粉が舞いやすいことと、計量カップが付いてこないこと。
石けんを洗濯機に入れるときに粉が舞ってくしゃみをすることが多いので、使う際は息を止めるか、マスクをすることをおすすめします。また、計量カップが欲しい方は次に紹介する「そよ風」を一度買うと良いでしょう。付属品として付いてきます。
価格:1,255円
香りもほしい方、溶けやすいものをお求めの方
おすすめはミヨシ石鹸の「そよ風 2.16kg」です。
純石けん分のほかに、アルカリ剤(洗浄力を強化する物質)、金属イオン封鎖剤(石鹸カスを減らす物質)、香料が入っています。花の香りがしますが、かすかにする程度なのでしつこくはありません。
価格:712円
洗濯槽クリーナー
おすすめはシャボン玉石けんの「洗たく槽クリーナー(500g)」です。
成分は「純石けん分、過炭酸ナトリウム、アルカリ剤」の3つで、過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤、アルカリ剤は重曹なので、ナチュラルクリーニングのやり方でよく紹介される成分だけで構成されていることになります。
効果も十分あり、使用後には糸くずフィルターに、剥がれた汚れがしっかりたまります。私は経験がありませんが、古い洗濯機だと張った水の水面いっぱいに黒い汚れがたまることもあるようです(動画で見たことがあります)。
価格:366円
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食器洗い石けん
安全性重視の方
おすすめはミヨシ石鹸の「無添加 食器洗いせっけん(370ml)」です。
成分は純石けん分のみ。これ以上シンプルな石けんはありません。
洗浄力は普通といったところ。しつこい油汚れには力不足なので、事前にキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。
それから、使い始めは食器がつるつる滑るので要注意です(詳しくは「石けんで食器を洗うデメリット[注意点と改善方法を解説]」をご覧ください)。
価格:433円
※amazonで1個で売っているのが見当たらなかったため、3個セットの商品の1個当たりの値段を表示しています。
排水のことまで考えたい方
おすすめはシャボン玉石けんの「EM食器洗い液体せっけん(300ml)」です。
成分は純石けん分のみなのですが、EMがプラスされています。EMとは汚れを食べてくれる微生物のことで、排水した先の川や湖を浄化してくれます。
石けんそのものもすぐに分解されるので環境に与える影響は小さいのですが、EMはさらにプラスの効果をもたらしてくれます。実際に政府やNGO団体によって、汚染された川や湖の浄化に使われているようです。
価格:818円
風呂釜洗浄剤
おすすめは木村石鹸の「エコメイト (300g×3袋)」です。
純石けん成分をメインに用いた洗浄剤で、私も一度使ってみましたが、かなり効果がありました。風呂桶などの風呂用品もつけ置きすることで同時に洗えるので楽チンです。
使い方は他の洗浄剤(ジャバなど)とまったく同じで、お湯または水を張った浴槽に粉を入れて追い炊きし、放置した後もう一度追い炊きして排水。再度水を張って追い炊き(すすぎ工程)をして完了です。
価格:2,063円
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浴室掃除用石けん
おすすめは太陽油脂の「パックスナチュロン お風呂洗いせっけん」です。
純石けん分とオレンジオイルで構成されています。オレンジオイルは油汚れに効くようなので、体を洗った後の皮脂汚れがつきやすい浴室を掃除する洗剤には入れたほうが良いと判断したのだと思います。しっかりと汚れを落とせて、洗い終わりはキュキュッという音が出そうなくらいです。
注意点としてはオレンジの香りが強めなことと、スプレーが垂れることでしょうか。最初は「不良品か?」と驚きますが、レビューを見ると、よくあることらしいですね。使っているうちに気にならなくなると思います。それから、容器を逆さまにして出そうとしてもうまくいかないので、スプレー部分を上にして使うようにしましょう。
価格:500円
歯磨き粉
おすすめはシャボン玉石けんの「せっけんハミガキ(140g)」です。
一般的な歯磨き粉にも界面活性剤が入っており、いわば洗剤を口に入れているようなものなので、歯磨き粉の成分については洗濯洗剤やハンドソープ以上に注意すべきだと思っています。
このせっけんハミガキは合成界面活性剤を使っていないので、人の体への安全性の面では優れていると言えるでしょう(ソルビトールという人工甘味料が入っているのはちょっと気になります。大量に飲み込みでもしない限り害はないようですが)。
味は石けんそのものではなく、ミントの味です。マイルドなので強烈な味は苦手という方でも大丈夫でしょう。
価格:314円
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ハンドクリーム
おすすめは太陽油脂の「パックスナチュロン ハンドクリーム 無香料(90g)」です。合成界面活性剤や合成防腐剤を使わないで作られたハンドクリームなので、肌にやさしい商品です。
私の場合は、1~2cm出して塗ることで、手全体をカバーできます。出しすぎると白いクリームが手に残ってしまうので、最初は少なめに出して、徐々に増やしていくことをおすすめします。
価格:1000円
最後に
お疲れ様でした。長い文章になってしまいましたが、気になる商品やあなたに合いそうな商品は見つかったでしょうか?
私が初めて石けんを使ってみようと思ったとき、「商品を選ぶ基準や、商品の特徴、使用感など使ってみた感想を知りたいな」と思い、レビューや他の方のブログ記事などネット上をあちこち調べ回りました。石けんってまだまだマイナーな部類だからか、情報そのものも少ないし、どんな判断基準で選べばいいのかがそもそも分からず、迷った経験があります。その時に欲しかった情報を思い出して、まとめたのがこの記事です。
石けん初心者でどの商品を使えばいいか途方にくれている方は、ぜひ今回紹介した商品を使ってみてください。どれも私が普段使っているものなので、自信をもっておすすめできます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ハンドクリームのベタつかない使い方[匂いも問題なし]の記事で使い方の詳細を書いているので、合わせてご覧ください。