こんにちは。orinekaです。
「ブログを始めてみたいけれど、失敗が怖くてなかなか一歩を踏み出せない」
「事前に注意するポイントを把握して、安心してブログをやっていきたい」
こういったお悩み、お持ちではないでしょうか? ちょっと調べるだけでも「○○はするな!」とか「失敗する人の特徴」とか、気になる内容がたくさんあります。
もちろん書かれていることは事実も多いですし気を付けるに超したことはありませんが、気にするあまりブログを辞めてしまったりストレスがかかりすぎたりするとちょっと問題かなとも感じています。
そこで今回は、「これをやってしまうとかなりの痛手になる」という大失敗例を3つ厳選してお伝えします。これを知ることで、致命的な失敗を避けつつも挑戦を続けていくことができ、失敗に陥る恐怖と程よい距離感で付き合うことができるようになるでしょう。
私はかなり慎重なタイプで、日常生活では徒歩であっても、信号がある交差点はもちろんのこと、どんなに小さな交差点であっても速度を落として左右を見渡してから通ります。「石橋を叩いて渡る」を通り越して「石橋を叩きすぎて壊す」勢いです(笑)。
普段はちょっとやっかいな性格ですが、今回の記事のような注意を促す時には、説得力が増すかなと思っています(笑)。ブログについてもまだまだ初心者の域は出ませんが、一通りの失敗は経験してきているので、具体的に分かりやすく説明できるかなと思います。
結論
次の3点に要注意!
- ドメインを適当につけてしまう
- 引用を適当にやってしまう
- 広告を自分でクリックしてしまう
絶対に避けたいブログの失敗事例3選
ドメインを適当につけてしまう(危険度:中)

ブログを立ち上げるに当たって最初に出くわす問題が「ドメイン」です。ドメインとはサイトのアドレスの中に入っている「ブログの名前」のようなものです。例えばこのブログであれば、「orineka」がドメインです。ブログを始めるときに自分で決めます。
なぜこれが問題になるかと言うと、「一度決めたら変えられない」からです。ドメインはアドレス(インターネット上でのサイトの住所)の中に組み込まれています。
- ドメインが変わる=サイトの住所が変わる
ということなので気軽に変えることができません。あなたが行きつけのラーメン屋さんがころころ住所を変えていたらついていけないのと同じです。
ドメインを変えるには、今持っているドメインを捨てて新たに購入し直すしかありません。一度ブログを潰すことになってしまうので、ドメイン決めは慎重に行うようにしてください。
引用を適当にやってしまう(危険度:中)

ブログを立ち上げて記事を書き始めたばかりの方に注意していただきたいのが「引用」です。他の記事から文章や写真を部分的に引っ張ってくるものですね。
なぜ注意が必要かというと、「最悪、訴えられる可能性がある」からです。
皆さんは引用のルールを4つぱっと答えられるでしょうか? 文化庁のホームページに、「引用と呼ぶにはこれらを満たす必要がありますよ」という注意事項が載っています。
- 他人の著作物を引用する必然性があること。
- かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
- 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
- 出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日「パロディー事件」)
私なりに易しい言葉に置き換えてみますと、
- その引用、絶対に必要ですよね?
- どこを引用したのか一目で分かるようになっていますよね?
- 自分で書いた文章のほうが分量多いですよね?
- どこから引用してきたか書いてありますよね?
こんなイメージになるかと思います。

何だ、ルールがあるんだからこれに従っておけば問題ないんでしょう?
こう思う方がいるかもしれませんね。確かにその通りなのですが、問題は基準がちょっと曖昧なことです。
1番目の要件にしても、「引用が絶対に必要だと証明してみなさい」と言われたら困ってしまいますよね? なくても意味は通じるかもしれませんし、なかなか判断が難しいところです。もしも著作権者が訴えてきたら、確実に勝てるという保証がありません。
写真についてはさらに注意が必要です。今説明した著作権に加えて、肖像権という別の問題も絡んでくるためです。ここまで来ると、法律の専門家でも悩むかもしれませんね。
「引用」は自分の意見に説得力を持たせることができる良い手法ですが、法律を破ってしまっては本末転倒です。ちょっと窮屈に感じるかもしれませんが、
- ルールをしっかり勉強するまでは引用は使わない
- 写真はフリー素材以外使わない
このような保守的なスタンスでいくことをおすすめします。
広告を自分でクリックしてしまう(危険度:大)

今回ご紹介した失敗事例の中でも特に重要で、やってしまうとかなりダメージを受けてしまうのが「広告を自分でクリックする」ことです。
広告についてあまり知らない方のために軽く説明しておくと、インターネット上には広告を出したい企業と広告を貼って収益が欲しい人とを仲介する企業が存在します(現実世界で言うところの広告代理店ですね)。この企業に「広告を貼りたいです!」と申請を出すと、企業側が審査をして、合格したら広告を貼れるという仕組みになっています。
審査に通るとうれしくてつい「ちゃんと機能するかな?」という興味本位で広告をクリックしてみたくなります(私もそうでしたので気持ちはよく分かります)が、これはNGです。なぜなら先ほどの広告仲介企業が禁止しているからです。
これについては「もし禁止されていなかったら」と考えてみると分かりやすいと思います。
- 広告を載せる側(私たち)→クリックしたら報酬をもらえるんだったら、四六時中クリックし続けよう! 億万長者になれるぞ!
- 広告を出した企業→たくさんの人に宣伝したいから広告を出してるのに、ブログ主一人しか見てないんじゃ意味ないじゃないか!(怒)
こうなりますよね。ブログを運営する側にとっては天国ですが(笑)、これではビジネスが成り立つわけがありません。
このようなカオスなことにならないよう、自分で自分のブログの広告をクリックすることは禁止されていて、違反すると広告を一時的に非表示にされたり、最悪の場合「あなたのブログには一生広告をあげません!」と永久追放されたりしてしまいます。広告で収入を得たい私たちにとっては相当な痛手です。
幾多の困難を乗り越えて広告を無事に貼れて舞い上がっていても、冷静になって広告にはノータッチ。これが大切です。
他にも失敗例はあるけれど・・・
ここまで絶対に避けたい失敗を見てきましたが、他にも失敗例はもちろんあります。
- ブログのテーマ(デザインのことです)選びを間違ってしまった
- まったく文章が書けず、極端に短い記事ばかり書いてしまった
- 分析ツールを導入するのが遅れて、データが取れていない
等々。
ですが、これらの失敗例は致命的ではありません。修正に時間はかかるかもしれないけれど、別に捕まることはないし、二度とブログができなくなることもありません。
これは個人的な意見ですが、失敗を怖がりすぎるあまりブログを始められなくなってしまったり、戦場にいるかのような緊張状態でブログを続けていったりするのはもったいないように感じます。この記事を読んでくださっている皆さんには、後戻りができない失敗をしないようにだけ神経を集中させ、ほかのことは「どうにかなるさ」と楽観的な気持ちで取り組んでいっていただければと思っています。
まとめ
今回お伝えしたかった、絶対に避けたい失敗例は次の3つです。
- ドメインを適当につけてしまう
- 引用を適当にやってしまう
- 広告を自分でクリックしてしまう
これをやってしまうと致命傷になりかねないので、この3点には注意しつつ、それ以外の失敗については「余裕があれば避けよう」という姿勢で気楽に挑戦してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。