【低収入でも今後にプラス】先取り貯金で身につく 資産形成に必要な考え方3選

経済的自立(お金のこと)
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「現在貯金ゼロ。将来が不安だから備えたいけど、何から始めたらいいんだろう?」

「貯金しようと頑張ってみたけれどできなかった。自分には無理なのかな?」

「低収入だし、貯金できなくても仕方ないよね?」

これらはすべて、過去に私が思ったことです。おそらく世の中のほとんどの方がこんな気持ちになったことが一度はあるのではないでしょうか?

こんにちは! orinekaです。今回は冒頭の悩みを抱えている方に向けた解消法をお伝えできればと思います。

先取り貯金でしょ?

そのとおりです。よく聞く貯金法ですよね?

でも基礎だからと言って侮るなかれ! 「先取り貯金」ができるとお金だけでなく、今後長きにわたって(おそらく老後まで)続けていく資産形成に必要な考え方も身につきます

私の資産形成に関するプロフィールは次のとおりです。

  • 学生時代は浪費家(無駄な浪費がちょこちょこ続くタイプ)
  • 収入は手取り13万円 ※半年間だけ手取り16万円の時代あり
  • 今年3月で資産500万円達成

こんな私でも実行でき、かつ「やっておいて良かった」と心から思えた内容です。ぜひ最後までご覧ください。

先取り貯金で身につく 資産形成に必要な考え方3選

細く長く続けることが大事

先取り貯金はすぐに大きな利益が出る方法ではありません。しかし、少額でも毎月淡々と積み立てていくと気づいたときには大きな金額になっているもの。

まさに山登りと同じで、足元を見ながら一歩一歩進んでいたらいつの間にか頂上に着いていた。振り返ってみると「こんなに登ってきたんだな」と驚く、こんな感覚です。

資産形成においてはこの「細く長く続けること」こそがとても大切です。

世界3大投資家の一人であるウォーレン・バフェット氏はアマゾンCEOとの対談の中で、

バフェット
バフェット

ゆっくり金持ちになりたい人はいないよ

と発言しました。投資家といってもバフェット氏は「長期投資」の戦略を取っており、長い時間をかけてじっくりと投資に向き合っていくことで1000億ドルを超える巨額の資産を築き上げたのですね。

先取り貯金そのものは投資ではありませんが、行っていく中で「細く長く続けること」が板についてきます。

私の場合は

  1. 毎月1万円ずつ貯金開始
  2. 半年後6万円貯まっているのを見て「思っていたより楽に貯まっているな」と実感
  3. その後月3万、5万と積立額を増やし、現在は資産500万円達成

といった感じで進んできました。半年後の時点で「細く長く続けることで資産形成がうまくいく」実感を得ることができ、その後も続けていけた感じですね。

「今あるもの」でやりくりする

先取り貯金を行うことで、『「今あるもの」でやりくりする』という考え方が身に付きます。

『今あるもの』って?

例えば、

  • 手元に残っているお金
  • 仕事や家事を抜いた残りの時間
  • 現在所有している物

こういったものです。

なんでこの考えが身に着くと資産形成ができるの?

一言で言うと「足るを知り、浪費をしなくなるため」ですね。

人間の欲望には限りがありません。私も過去に7万円くらいする電子ピアノを買った際、買う前までは「これさえ買えれば満足だよ」と思っていたのに、しばらくしたら「もっといいやつ買えないかな・・・」と欲張っていたことがあります。その後熱が冷めたため結局買いませんでしたが、今思い返しても「欲望に際限はないんだな」とつくづく感じますね。

そんな限りない欲に任せてあれもこれもと買っていたら、いくらお金があっても足りません。これを回避するためには「足るを知り、今すでに持っているもので満足すること」が必要なわけです。

先取り貯金中は手取り収入から貯金に回す分を引いた残りで生活する必要があります。限られた予算の中でいかに暮らすかを考え続けることで「足るを知る」感覚が養われ、欲望のコントロールが効くようになり、お金が貯まるようになるでしょう

取られている税金を知り、必要以上に払わないようにする

先取り貯金で身につく資産形成に必要な考え方、3つ目は「取られている税金を知り、必要以上に払わないようにする」です。

税金と先取り貯金と何の関係があるの?

サラリーマンの方は所得税や住民税、社会保険料といった各種税金を源泉徴収されていると思います。「源泉徴収」というのは「給与からあらかじめ天引きされること」です。

この「源泉徴収」と「先取り貯金」はやっていることが同じで、どちらも「お金が手元に来る前にあらかじめ取り分けておく」ようになっています。

  • 源泉徴収:あなたに給与が渡る前に国の取り分を引いておく
  • 先取り貯金:あなたに生活費が渡る前に貯金する分を引いておく

先取り貯金を続けてその威力を感じるようになると

あれ? このやり方がこんなに効果があるってことは、国に払っている税金の額もバカにならないんじゃない?

もうちょっと税金のことを調べてみるか

といった感じで税金のことを勉強する意欲がわきます

その結果、

税金の勉強をする → 節税の知識が身に着く → 支出が減る

と連鎖し、資産形成にプラスの影響をもたらすんですね。

いやいや、税金って言ったってそんなに取られてないでしょう? そんなちまちましたこと考えたって意味ないよ

いえいえ、けっこう取られているんですよ?

下の円グラフは財務省が公表している令和3年度の国民負担率をもとに私が作成したものです。国民負担率とは「所得のうち何%が税金として持っていかれているか」を表したもので、令和3年度の実績は「48.1%」。実に半分近くが税金として持っていかれていることが分かります。

税金には「知っているだけで得する制度」が存在します。

  • ふるさと納税
  • NISA
  • iDeCo

などですね。

「税金のことを知らず、ただ取られていくだけ」か、「税金のことを知り、制度を使って必要以上に払わないで済む」かは大きな違いとなります。先取り貯金をきっかけに税金に興味がわき勉強することができれば、資産形成がますますはかどるようになるはずです。

先取り貯金を続けるには?

先取り貯金をしたほうがいいことは分かったよ。でも私は意志が弱いし、続けられなさそうなんだよね・・・

ここまで読んでいただいてこんな感想を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

私も何かを継続するのは苦手ですし、資産形成を始めたての時は同じことを思いましたのでお気持ちは分かります。

しかし、実は先取り貯金をするにあたって「意志の力」は必要ないんです

ここでのポイントは「自動化してしまう」こと。銀行の自動振り込みサービスを利用して毎月勝手に先取り貯金ができるようにしてしまえば、必ず続けられます。

具体的なやり方についてはこのまま書き続けると長くなってしまいそうなので、また改めて記事にしようと思います。

まとめ

今回は「先取り貯金で身につく資産形成に必要な考え方」についてお伝えしました。

先取り貯金は誰でも効果抜群の優れた貯金法ですが、得られるのはそれだけではありません。

  • 細く長く続けることが大事
  • 「今あるもの」でやりくりする
  • 取られている税金を知り、必要以上に払わないようにする

こういった、資産形成の基礎となる考え方も身に付きます。金額ももちろんですが、何年、何十年と付き合っていく資産形成において根本の考え方が分かっているのは大きなメリット。レベルアップして「投資」や「副業」といった他のものに取り組む際にも絶大な効果を発揮してくれるはずです。

私も先取り貯金には引き続き力を入れていきます。ぜひこの記事をご覧になった皆さんも始めてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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