[聴覚過敏・HSPの方必見]音疲れする人こそオンラインで友人と会うのが最適な3つの理由

自閉症スペクトラム(ASD)
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こんにちは、orinekaです。

このご時世対面で人と気軽に会うことが難しくなり、パソコンやスマホを使ってオンラインで会話する機会が増えています。仕事で使っている方もいらっしゃるでしょうし、友達と会うときに使っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

半ば強制的にオンラインで会うことを余儀なくされた形ですが、使っていると

この方法は聴覚過敏やHSPを持つ人にとってメリットが多いのではないか

と感じるようになりました。

今回は聴覚過敏とHSP気質を持っている私が感じるオンラインの良さについてお話ししたいと思います。同じ友人と対面、オンラインの両方の方法で何度も会う中で双方の良さ、弱点が分かった上で書いているので、

  • 対面と比較するとオンラインではどんなメリットが感じられるのか
  • オンラインの良さをさらに引き出す方法

が具体的に分かります。

音疲れする人がオンラインに適している理由3つ

音量を調節できる

1つ目の理由は「相手や周りの音の大きさを調節できる」ことです。

実際に会って話しているときには、相手の声が大きいと思っても聞こえ方を調整するのは難しいですよね。相手がとても仲の良い友人で、あなたの音疲れに理解がある人であれば「もう少し小さい声でしゃべってもらえる?」とお願いすることはできるかもしれませんが、お店や街中でしゃべっている周りの不特定多数の人たちに「静かにしてください!」と頼むのは困難です。

その点、オンラインであれば

  • 音量調節で簡単に相手の声の大きさを変えられる
  • 自分の部屋であればそもそも周りに人がいない
  • となりの部屋や外がうるさくても、ノイズキャンセリング付きのイヤホンやヘッドホンをつければ気にならない

こういったメリットがあり、音疲れを軽減してくれます。

でもノイズキャンセリングイヤホンとかヘッドホンは高いし、そのためだけに買うのはちょっと気が進まないなぁ

こう思う方もいらっしゃるでしょう。確かにちゃんとしたものを買おうとすると1万円以上しますし、他に使う場面がないのではもったいない感じがしますよね。

これについては私自身、悩んだ末に実際にイヤホンを購入して通勤の電車内やオンライン飲み会で使っているのですが、結論としては「1万円以上出すだけの価値は十分ある」と思います。音に敏感な方にとって、ノイズキャンセリング機能は救世主。「世界が変わる」といっても過言ではありません。

ノイズキャンセリング付きのイヤホンについては別の記事を書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。

途中で休憩をはさみやすい

2つ目の理由は「休憩をはさみやすい」ことです。

音に敏感な人の場合、たとえ仲のいい友人との会話であってもボディーブローのように徐々に疲労がたまってきてしまいますよね? 家に帰ったらぐったりして寝込んでしまうこともよくあるのではないでしょうか?(私も何度も経験しています)。

疲れすぎを防ぐには途中で休憩を入れるのが良いのですが、実際に会って話しているときはなかなか難しいんですよね。話を止めてもお互いが目の前にいるので、

  • だんまりしていると場の雰囲気が気まずい感じになる
  • 沈黙に耐えられずに思わず話し出してしまい、休憩にならない

こういうことになりがちです。

一方、オンライン上で会っているのであれば休憩を入れるのは簡単です。接続を切れば完全に自分だけの空間を確保することができます。お互いの姿も見えず声も聞こえないので中途半端な休憩になることはありません。

しっかりリラックスする時間を設けられるので、リフレッシュした気持ちでまた話し出すことができるでしょう。

終わったらすぐに休める

3つ目の理由は「終了後にすぐ休める」ことです。

2つ目の理由のところでも触れたように、聴覚過敏やHSPの方の場合、人と会ったあとはぐったりしてしまいがちです。でも実際に街中やレストランで会っている状況だと終わった後は帰宅しなければならず、すぐに休むことができませんよね。電車の中で座席を3席ぐらい占領して寝っ転がれれば良いですが、よっぽど厚顔無恥な人でなければできないでしょう(迷惑になるのでやらないでくださいね笑)。

これがオンラインであれば悩むことはありません。もともと家にいるわけですから、会話を切ってから5秒でベッドにダイブすることもできます。

オンラインで会うときに気をつけている2つのこと

ここからは実際に私がオンラインで友人と会うときに注意している点2つについて解説します。これを取り入れると友人と会うのがより気楽かつ楽しくなるので、参考にしていただければなと思います。

会う頻度は「数か月に1度」

オンラインといえども、人と会うときの疲れは0にはなりません。「オンラインなら疲れづらいし、会いやすいから」と言って頻繁に会っていると、小さな疲れが積み重なって結局ぐったりするなんてことになる可能性があります。

もちろん「数か月に1度じゃ少なすぎる! もっと話したい!」という方は頻度を多くしても良いのですが、極端に多くなりすぎていないか注意しながら行うことをおすすめします。

これは私の個人的な意見ですが、HSPの方などは特に友人との距離感が大切なのではと思います。くっつきすぎず、離れすぎずの適度な距離感を保つように意識することで、お互いに負担にならない形で交友関係を続けることができると思うので、

オンラインで会うようにしてみたけれど疲れが改善されない

という方は会う頻度が多すぎないか点検してみましょう。

ちょっと疲れが出たら映像を切る

これはどちらかというとHSP気質がある方に効果があるのではないかと感じている方法です。会っているときは音声と映像両方が流れているわけですが、これは「視覚情報」と「聴覚情報」が一気に押し寄せている状態なので、電話のような片方だけのときと比べると刺激が強いと考えられます。

オンライン会議システムでは映像のあるなしを切り替えることができるため、「ちょっと疲れてきたな」と感じたら映像をなしにしてみましょう。いきなり自分の姿が消えると相手も困惑するので、「ちょっと疲れてしまった」と素直に話すか、「回線の調子が悪いので音声だけにしたい」など角の立たない理由を付け加えればやりやすいんじゃないかと思います。

相手に見られている状態というのは想像以上にストレスがかかっているものなので、うまく取り入れることで疲れをコントロールできますよ。

余談ですが、私の家のインターネット回線は品質が悪くて遅くなることがたびたびあるので、意識しなくても自然にこのコツを実践できています(笑)。

まとめ

今回は聴覚過敏やHSPの人がオンラインを活用して友人と会う良さについて解説しました。

もちろん対面には対面の良さがあり、それを否定するものではありません。相手と直に話すからこそ伝わる空気感や情報もあります。

ただ、音によって疲れやすい特性を持つ人にとって、オンラインで会うことはその特性を打ち消してくれる良さがあります。

  • 音量を調節できる
  • 途中で休憩をはさみやすい
  • 終わったらすぐに休める

それに加えて

  • 会う頻度を数か月に1度にする
  • ちょっと疲れが出たら映像を切る

ここまで実践できれば、もともとあるオンラインのポテンシャルをさらに引き出し、最大限活用することができるでしょう。音で疲れやすい皆さんが少しでも元気に友人と話せるようになれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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