2022年1月試験合格者が感じた、FP3級をとるべき「お金」以外の理由

計算機とお金の写真 資格
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こんにちは、orinekaです。

私は今年の1月23日(日曜日)に行われたFP3級の試験を受け、合格することができました。

読者さんの中には

  • FPって儲かるの?
  • 仕事にするつもりはないけれど、FP資格を取ることで自分の人生に良いことがあるのかな?

などと気になっている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、実際にFP3級の勉強をして資格を取得した経験をもとに「FPをとる意味」について解説していきます。

これを読むことで「FP資格の取得は一生の安心感が得られるかもしれない可能性を秘めている」ことがお分かりいただけるかと思います。それではよろしくお願いします。

FPとは?

FPとは「ファイナンシャルプランナー」の頭文字を取ったもので、相談に来られた方の金銭的な人生設計を考える人のことを指します。一言でいうと「将来お金に困らないように計画を立ててアドバイスをする人」といった感じですね。

  • 自分に必要な保険ってなんだろう?
  • 一軒家を買いたいけれど、ローンの返済は計画どおり行くのかな?
  • 老後に備えたいのだけれど、何をしたらいいか分からない

こういったことを一緒に考え、「こうすればうまくいきますよ」というプランを立てることでお金の悩みを減らすお手伝いをすることができます。

FP3級資格をとる意味はある?

?マークを持つ女性の写真

稼ぐことは難しい(かも?)

FPの資格を取ったら仕事に就きやすいのかな?

このように「資格を取ることでお金を稼ぐことができるのか」が気になっている方は多いと思います。わざわざお金と時間をかけて勉強するのですから、気になりますよね?

私なりの結論としては、「FP3級だけでは稼ぐのは難しい」となります。

この記事を書くに当たってクラウドワークス(フリーランスとして働く方が仕事を受注できるサービスです)でFP関連のライティング案件を調べてみました。案件自体は豊富にあるのですが、応募条件を見ると

  • FP2級以上を持っている方
  • 実務経験がある方

のいずれかであることが非常に多いです。「お金のことだからしっかりと知識を持っていて実績がある人に書いてほしい」ということなんですかね?

でもFPの人にしかできない仕事があるんじゃないの?

FP資格の人しかできない仕事があれば、自分で開業して稼ぐことができそうですよね? 私も受検するに当たって調べるまでは知らなかったのですが、実は「FP資格を持ってないとできない仕事はない」んです。

例えば弁護士の仕事は弁護士資格を持っている人にしかできません。法律相談は弁護士の「独占業務」なので、いくら法律に詳しくても弁護士資格を持っていないと法律相談に乗ることはできないんですね。でもFPの独占業務はないため、資格を持っていなくてもライフプランニングの相談に乗ることは可能です(それなりの知識は必要ですが)。

ですので、「FP資格をとれば依頼がバンバン来て大金を稼げる」わけではありません。

それでもFP3級が人生に役立つ理由

FPを勉強しても稼げないなら、やる意味なんてないんじゃないの?

「FP3級を取る意味=すぐにお金を得られること」と考えていた方であれば、資格を取る意味がないと感じてしまいますよね? でもここでページを閉じるのはちょっと待ってください(もうちょっと言わせてください笑)。確かに「お金」は手に入りませんが、それと同じかそれよりも大事な「心の余裕」が手に入るかもしれません。

長い目線で人生を考えられる

まっすぐに伸びる線路

FP3級で学ぶのは以下の6つです。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

ここでいう「リスク管理」とは「保険」のこと、「金融資産運用」とは「投資」のこと、「タックスプランニング」とは「税金」のことなのですが、どれも生きていると出くわす問題ばかりですよね?

  • 大きな病気をしてしまったらお金が足りない! 医療保険に入ったほうがいいのかな?
  • 老後の生活ができるか不安だなぁ。今のうちから「積立NISA」とかの投資ってやっておいたほうがいいのかな?
  • 親が年老いてきたから、財産の相続の知識も入れておかなきゃ!

こんな感じで、生きているとどこかでお目にかかることを今のうちから勉強しておくことができます。

そして勉強を通じて人生の先のことを考えていると、物事を長い目で見られるようになってくるんです。

  • 「この服買いたい! 買っちゃえ!」→「ん、待てよ? 今ちょっと我慢して投資に回せばもっとお金が増えるんじゃないか?」
  • 「将来が心配だからうんとたくさん保険に入っておこう」→「あれ? 保険って積み重なるとかなりの出費になるよな。こんなにお金が減っちゃったら、余計将来が心配になっちゃうんじゃないか!」

このように、今までは「短期的な目線」しかなかったのが、FPの勉強をすることで「長期的な目線」も持てるようになります

「今を楽しむ」という短期的な目線と、「今を我慢して将来を楽にする」長期的な目線、この2つをバランス良く持つことで2つの車輪がついた車軸のように安定して前に進めるようになるんですね。

お金のことでむやみに悩まなくなる

いやいや、FPの勉強って将来のお金のことを考えるんでしょ? 給料が上がる見込みはないし日本の先行きも怪しいし、かえって悩みが増えるに決まってるよ!

見出しを見てこう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 生涯の資金計画なんて立てたら、「自分の人生には2億円必要なのか…。無理だな」なんて結果になりそうで怖いですよね?

実はFPの勉強をする前は他ならぬ私自身がこのように思っていました。ところがいざ勉強をしてみると、お金のことでむやみに悩むことはほとんどなくなったんです。

何で悩みが減ったのかな?と考えてみたのですが、

  • 真剣に考えたことで悩みから離れられたから

なのではないかと思います。

学生時代の夏休みを思い出していただきたいのですが、宿題が出ましたよね? 「宿題は夏休みの最後にまとめてやればいいから思いっきり遊ぼう!」と後回しにしていた方も100万人くらいいらっしゃったかと思いますが(早めに終わらせていた読者の方にはお詫び申し上げます笑)、宿題のことが頭にちらついて思いっきり楽しめなかった経験はないでしょうか?

  • 宿題を後回しにして忘れようとする→頭の片隅に宿題の存在がちらついてしまう→モヤモヤして楽しめない

お金の悩みについてもこれと同じことが起こっているのではないかと思います。

  • お金について考えることを後回しにする→頭の片隅にこびりついている→モヤモヤして人生を楽しめない

夏休みの宿題から逃れることができないのと同じで、現代を生きる人間にとってお金について考えることから逃れるのは難しいですからね。

これは逆に言うと「一度真剣に考えればモヤモヤしなくなる」とも言えます。FPの勉強をすることで今まで逃げてきた「お金」というものに真剣に向き合えばスッキリとした気持ちになれますよ。

まとめ

今回は今年1月の試験でFP3級に合格した経験をもとに「FP資格をとる意味」について書いてきました。

FPは直接職業とするのは難しい資格です。弁護士や税理士のような独占資格がないためですね。

ではFPをとることに意味がないかというとそんなことはないと考えます。私自身実際に勉強してみて、

  • 長い目線で人生を考えられる
  • お金のことでむやみに悩まなくなる

こういった「すぐにお金には結びつかないけれど長い目で役に立ったり、精神的に楽になれたりする効果」があるなと感じています。

ぜひFP3級の勉強から始めて、不安のモヤモヤが晴れるイメージを味わってみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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