石けんを家族に反対されたときの対処法

石けん
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石けん? 何でわざわざ変えなきゃいけないの?

ウチ1軒だけ変えたって、環境に良くはならないよ

黒いズボンに白いカスがついたんだけど! もとの洗剤に戻して!

これを読んでいるあなたは、家族からこんな苦情が出てお困りではないでしょうか。

こんにちは。orinekaです。

一人暮らしで使う分には問題ないけれど、家族持ちだと立ちはだかる壁が「家族の理解」ですよね?

家の洗剤を石けんに変えようと思っても、家族に反対されると継続するのが難しくなってしまいます。

この記事は石けんを使おうとしたら家族の反対に遭ってしまった方や、実際に使ってみたら苦情が出てうまくいかない・・・とお悩みの方に向けてお送りします。

私自身今は10種類の用途に石けんを使っていますが、過去にはこの問題に突き当たって悩んだ経験があるので、現実的なアドバイスができるのではないかと思います。

[結論]

  • 期限を決めると踏ん張れる
  • 最初の1か月を乗り越えよう
  • 自分でやるor手伝うことで家族の負担を減らそう
  • 最初は「少し多め」に使おう

石けんを使いたくないと思う理由

あなたが「石けんを使いたい」と言ったときに家族が良い顔をしないのには理由があるはずです。

石けんに限らず新しいことを始めるときには抵抗感があるものですが、中には石けんならではの理由もあるのではないかと思い至りました。

なぜ石けんを使うことに反対するのか、思いつく理由を並べてみます。

どのくらいで慣れるのか見通しがつかない

例えば学校のマラソンが嫌いだとしても、「校庭を4周したらゴール」と決まっていればやってやるかという気持ちになります。

しかし、「いつ終わるか分からない」となったらどうでしょう? いつまで苦痛に耐え続けなければならないのかが決まっていないと、始めようにもなかなか始めにくいですよね。

今までの洗剤から石けんに変えるとき、

うまくいかなくてもこの先ずっと使い続けなければいけないんだろうか・・・

と先が分からない状態ではやる気が出ません。

仕事が増えるのが嫌

石けんは今まで使ってきた洗剤よりも手間がかかります。慣れるまでもそうですし、洗濯なんかだと毎回石けんを水に溶かしてから洗濯物を入れなければなりません。ただでさえ家事は重労働なのに、これ以上手間をかけるのは嫌になってしまいます。

やっても意味がないと思っている

環境や洗剤の成分に興味がない人にとっては、洗剤が石けんだろうが合成洗剤だろうがどうでもいいことです。2つの違いも分からないかもしれません。

環境問題は規模が大きいので「自分だけが取り組んでも意味がない」と思いがち。洗剤の成分についても少なくとも今すぐ体に影響があるわけではないので、関心を持たれないのはある程度仕方がないことかもしれませんね。

こちらの熱量が伝わらないのはつらいものですが。

失敗したくない

誰でも勇気を出して取り組んだことで失敗するのはつらいですよね。「今までの頑張りはなんだったんだ!」と怒りに近い気持ちになることもあるし、人から指摘されるのが嫌というのもあります。

石けんの場合、失敗すると家族から責められる可能性があります。「ズボンに白い汚れがついているじゃないか」と母から指摘されたり、「皿が滑って洗いにくい!」と文句を言われれたり(いずれも実体験です)。

特に使い始めのころは我が家に合った分量を考えるなどの試行錯誤が必要なので、失敗がつきものです。ですので、なるべく失敗しにくい方法を考えないといけませんね。

具体的な対処法

ここまで石けんに手をつけたくない4つの理由を見てきました。

  • どのくらいで慣れるのか見通しがつかない
  • 仕事が増えるのが嫌
  • やっても意味がないと思っている
  • 失敗したくない

ここからはこのような悩みにどう立ち向かっていけば良いのか、私なりに考えてみた方法を4つご紹介します。

慣れるまで1か月かかることを伝える

これは見通しをつける上で重要です。

私の経験上、石けんに慣れるには最大で1か月くらいの期間が必要です。

もちろん家事の内容によって変わってきますが、石けんを使うきっかけになりやすい「洗濯」では泡立ちを見ながら石けんの量を調節していかなければならないことと、1日に1回(多くても2回)くらいしか試行錯誤ができないこともあり、時間がかかります。

家事を担当する家族が「石けんなんて今までの洗剤と同じように使えるんでしょ」と思っていると、あとで「何で失敗ばかりなの?」と焦ることになってしまうので、

1か月くらいはうまくいかないかもしれないけど、コツをつかめば必ずできるようになる

と伝えておきましょう。覚悟ができているのとできていないのとでは、先々差が出てきますよ。

自分でやるor手伝う

「仕事を増やしたくない」という心理に対して一番効くのがこれです。家族からすれば手間が増えさえしなければ石けんを使おうが別に構わないわけですから、自分から率先して家事をやってしまいましょう

太平洋戦争で日本海軍を率いた山本五十六も言っています。

こちらからやってみせなければ、人は動かない」と。

(実行するのが難しいから格言になってるんでしょうけどね。私もえらそうにアドバイスしてますが、面倒くさくて実行できなかったときもたくさんありました)

「日々忙しいし、全部やってあげている暇はない」という方は一部の手伝いだけでもOKです。できるだけ家族の手間を省いてあげようというスタンスで接すると、「余計なことをしてくれて」という文句が出にくいのではないかと思います。

最初は適切な量より多めに使う

このコツを実践すると失敗をしにくくなります。もちろん石けんを使う量は「適量」が一番ですが、多すぎるのと少なすぎるのとでは「多すぎる」ほうがまだマシかなという感じですね。

石けんの量が足りないことで洗浄力が落ち、汚れを落とすことができないという失敗が特に初心者ではありがちです。どうしても節約したくなるんですよね。

私も石けんの洗濯を始めたばかりのとき、ケチな心理が働いてしまい失敗したことがあります。適量と言われている量よりほんのちょっと少なくして洗濯機を動かしたら、ぜんぜん泡立たない・・・。後で振り返ると、けっこうガッツリ減らしてたんですね(笑)。

無理やり洗濯物を投入して最後まで洗濯しましたが、取り出してみるとすでに生乾きのにおいがしていました・・・。

次のときには適量より多めに入れて回してみたところ生乾き臭はしなかったので、石けんの量が足りていなかったんだと思われます

これを読んでいる皆さんは私と同じ失敗をしないように、最初は気持ち多めで使ってみてください。うまくいったら、次から減らしてみることもできますからね。

もとの洗剤に簡単に戻せることを説明する

最後のコツは新しいことに挑戦するハードルを低くしてくれます。

例えばパソコンの部品に詳しくなろうと思って、普段使っているパソコンを分解してみるとしましょう。かなり不安になりますよね?

これで壊れちゃったら、しばらくパソコン使えないじゃん

となってしまいます。

たとえ失敗したとしてもすぐに元通りにできるのであれば安心です。ですので、うまくいかなくても問題ないということを説明しましょう。

石けんを使って失敗したとしても、もとの洗剤に戻せばいいだけです。容器を置き換えるだけなので何も難しいことはありません。

まとめ:最初から完璧を目指さずに

石けんに変えようと思うと周りから反対されることもあるので、「初めから成功させなくちゃ」と肩に力が入っているかもしれませんね。

実際にはまったく失敗せずにすんなり導入することはなかなかできません。だって、初めてのことなんですから。石けんはうまく使うにはコツが必要なのでなおさらです。

4つ目のコツでも言った通り、失敗したってすぐに戻せますから大丈夫です。安心して始めてみてください。

この記事のアドバイスを読めば大きな失敗はしなくなると思いますので、あとは試行錯誤しながら我が家に合った石けんライフを見つけていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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